私はFXを2014年から始めて9年目になる兼業トレーダーです。
ほぼ安定的に月平均10万円ほどのFX収入を得ることができるようになってきました。
トラリピでは約150万円の運用資金を投入して、月平均1.8万円くらいの収入を得ています。
トラリピとは、自分でが決めた価格帯・値幅で、自動的に売買をくり返してくれるマネースクエア社のサービスです。
本記事では、私がトラリピを利用して行っている自動売買についてまとめます。
- トラリピを利用する理由
- トラリピの設定
1. トラリピを利用する理由
私はトラリピを2019年7月から利用していますが、これからもずっと使い続けたいと考えています。
その理由は以下の通りです。
- 1年ちょっと使ってみて、コツコツと利益を積み上げてくれる実感があったこと
- 売買設定が直観的でわかりやすいこと
- トラリピのリスクを試算するためのツールを準備してくれていること
- 相場の急変動に追従してくれること
- 手動売買(裁量トレード)におけるポジポジ病を抑えることに効果があること
コツコツと利益を積み上げてくれる実感があった
「自動売買ってどうなんだろう?まずは試してみて、うまくいけば使い続けてダメならやめればいいか」くらいの感覚で始めました。
使い始めて1年ちょっと経ちますが、コツコツと利益を積み上げてくれ、「うまくいっている」実感がありました。
以下が最近1年の損益をグラフにしたものです。

①の緑色の線が決済をして実際に得られた損益の月毎の累計です。②の赤色の線が決済前の含み評価損益(月末時点の値)です。7月から記録を残し出したので6月以前は線がありません。③の青色の棒グラフが①と②の合計でポジションを全決済した場合の損益です。
上のグラフから、①の決済損益累計は右肩上がりで、②の評価損益は上下しながら横ばいで、③の損益合計は上下しながらも上昇傾向にあります。
2020年3月のコロナショック以降は相場に恵まれこともあるかもしれませんが、無理のない資産管理を続けていけばコツコツと利益を積み上げていけると思いました。
売買設定が直観的でわかりやすい
トラリピの売買設定は直観的でシンプルでとてもわかりやすいです。
まずスマホアプリでログインします。その次に画面下の新規注文を押します。すると以下の画面になるので上から順に設定していきます。基本的にこれだけです。

左の図(スマホでは下の図)がスマホアプリのトラリピ注文画面です。上から順に設定してきます。
“通貨ペア”を選択
↓
“売買”はエントリを”売(ショート)”で入るか、”買(ロング)”で入るかを選択
↓
“レンジ”はどの価格帯で売買を行うかを設定。チャートを確認しながら設定できます
↓
下の図へ続く

上の図から続き
↓
“注文金額”はエントリ1回あたりの通貨量を設定します。0.1は1000通貨です
↓
“トラップ本数”は上の図で設定した”レンジ”の範囲で何本エントリするかです
↓
“利益金額”は決済注文の金額です。この金額の利益額になったら決済されます
↓
“決済トレール”は上の”利益金額”ですぐに決済せず、さらに利益を伸ばしていく機能です。この機能を使用するかを設定します。値動きによってはトレール有りの方が利益を上げられない場合もあります
↓
“ストップロス”は損切りを行うかどうかを設定します
設定は基本的に以上です。確認して設定登録が完了したら後は設定通りにトラリピが自動で売買を行ってくれます。
上記のとおり、設定はとても簡単です。
これでも難しい場合は上の図にある”トラリピが初めての方へ”を押せば丁寧な解説を読みながら設定を行うことができます。初心者向けにやさしい設計がされています。
登録確定前には”トラリピのリスクを試算”をしておくべきです。詳細は次の章で説明します。

トラリピのリスクを試算するためのツールを準備してくれている
FXは資金管理がとても大切です。トラリピにはリスクを試算する機能が準備されています。とてもありがたい機能です。トラリピ注文を登録確定する前には必ずリスクの試算をしておくべきです。
下の図が注文画面で”トラリピのリスクを試算”を押した後の画面です。
左側の図で、今回の設定における”必要資金の合計”が把握できます。
右側の図で、”運用予定額”を自分で入力して”試算する”を押すとすべての注文が成立した場合のレバレッジやロスカット水準(金額)がわかります。どれだけの運用資金を投入すればリスクを取り過ぎずに無理のない投資ができるかをこの機能で確認できます。


相場の急変動に追従してくれる
相場は時には1日で大きく動く時があります。通貨にもよりますが100pips下がってすぐに元に戻るようなことがあります。当然設定によりますが、このような値動きをトラリピはしっかり捕まえてくれます。手動売買ではチャートに張り付いていないとできないことです。チャートに張り付いていたとしても相当なトレードスキルがないと極めて難しいことだと思います。
仕事や子育てなどで色々と時間が必要なので、トラリピが自動で売買してくれることは生活においてとてもうれしいことです。
手動売買(裁量トレード)におけるポジポジ病を抑えることに効果がある
FXをやるにあたり、手動売買(裁量トレード)は楽しいものです。色々と分析して自分の考えで売買をして利益が出た時はすごく満足度が高くなります。
しかし、うまくいかないと感情的になりエントリ回数が増えてしまうポジポジ病やついつい損を巻き返すために通貨量を増やしてしまいがちです。
自動売買を設定しておくと、”自動売買でも新規エントリもなければ利確決済もない。これは待つべき時だな”と冷静になれます。
トラリピを利用することで危険なトレードが格段に減りました。
2. トラリピの設定
トラリピは概ね以下の要領で実施します。
◆通貨ペア
USD/JPY、EUR/USD、GBP/JPY、CAD/JPY の4通貨ペア- USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USD、AUD/JPY、AUD/NZD、CAD/JPY、GBP/JPYの7通貨ペア (21年2月変更)
- 通貨ペアを増やしたりしながらまだ試行錯誤中
◆時間足
- 月足、週足の最高値、最安値を見ながらレンジを決める
◆チャートパターン
- 10年くらいの長期で概ねレンジ形成しており、一方通行な値動きになっていないかを見る
◆インジケーター
- トラリピでは考慮していない
◆ライン
- 月足、週足で引ける水平線
◆エントリ
- 1エントリあたり1000通貨
- ストップロス(損切り)は入れない
- マイナススワップの大きいポジションは持たない
- エントリ値幅は日足の平均値幅くらいに取る
- (関連記事) 【FX】移動平均乖離率or価格差表示のインジケーターをTradingViewのPineエディタで作成
- 手動売買のポジポジ病対策のために小さめのエントリ値幅設定も入れておく
◆決済
- 「エントリ値幅=決済利益」 か 「エントリ値幅 > 決済利益」
- トレール有り
◆トラリピ設定
通貨 | 買/売 | 設定幅 | 本数 | 利幅 | メモ | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | USD/JPY | 買い | 106.750 – 107.000 | 2本 | 750円 | – |
2 | USD/JPY | 買い | 100.000 – 106.246 | 7本 | 750円 | – |
3 | EUR/JPY | 売り | 126.000 – 150.000 | 25本 | 1000円 | – |
– | 21年2月 削除 | |||||
4 | EUR/USD | 売り | 1.15 – 1.26 | 9本 | 1375円 | 21年2月 追加 |
5 | AUD/JPY | 買い | 75.000 – 87.995 | 24本 | 565円 | 21年2月 追加 |
6 | AUD/NZD | 買い | 1.00 – 1.100 | 73本 | 140円 | 21年2月 追加 |
7 | CAD/JPY | 買い | 68.000 – 96.985 | 18本 | 1000円 | – |
8 | CAD/JPY | 買い | 74.000 – 84.998 | 27本 | 500円 | – |
– | ||||||
9 | GBP/JPY | 買い | 142.000 – 151.000 | 7本 | 2500円 | 21年2月 追加 |
10 | GBP/JPY | 買い | 110.000 – 140.000 | 13本 | 1500円 | – |
まとめ
マネースクエアのトラリピに関する記事は以上です。
私は間違いないく今後も使い続けていきます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
興味がわいたり、さらに詳細を調べてみたいと思われた方はこちらからマネースクエアのホームページをご確認ください。